※ このツールは小規模空間向け(40型ベースライト)の簡易計算ツールです。極端に高い天井、広い空間を設定すると配置が乱れることがあります。大規模空間や特殊用途の照明設計については、各メーカーが出している照明設計アプリケーションソフトをご使用ください。
照明計算の説明
このツールでは、以下の計算式を使用して必要な照明器具の台数を算出しています:
- 必要総光束(lm) = (必要照度(lx) × 床面積(㎡)) ÷ (照明率 × 保守率)
- 室指数 K = (間口(m) × 奥行(m)) ÷ (有効光源高さ(m) × (間口 + 奥行))
ここで、照明率は室指数から自動計算され、保守率は一般的な室内環境を想定して0.7に設定しています。
室指数について
室指数(K値)は、空間の形状が照明効率に与える影響を数値化したものです。以下の要素から算出されます:
- 床面積(間口×奥行き):照明が必要な面積
- 有効光源高さ:照明器具から作業面までの距離
- 室の周長(間口+奥行き):壁面での反射に影響
室指数が大きいほど照明効率が良くなります:
- 大きな室指数(3.0以上):照明効率85%
・広い空間で天井が低い理想的な条件
・光が効率よく作業面に到達 - 中程度の室指数(1.5~2.0):照明効率70%
・一般的なオフィスや居室に相当
・標準的な照明効率 - 小さな室指数(0.7未満):照明効率40%
・細長い廊下や高天井の空間
・光が壁面で反射を繰り返すため効率が低下
照明率の算出について
室指数(K)に基づく照明率の計算基準:
- K < 0.7の場合:照明率 = 0.4(細長い/高天井空間)
- 0.7 ≤ K < 1.0の場合:照明率 = 0.5
- 1.0 ≤ K < 1.5の場合:照明率 = 0.6
- 1.5 ≤ K < 2.0の場合:照明率 = 0.7(一般的な空間)
- 2.0 ≤ K < 3.0の場合:照明率 = 0.8
- K ≥ 3.0の場合:照明率 = 0.85(広い空間/低天井)
照明器具の選定と配置について
本計算ツールは40型LEDベースライトを基準に計算しています。照明器具は以下の3タイプから選択可能です:
- 2000lm - 小規模空間や天井高の低い場所向け
- 3200lm - 一般的なオフィスや居住空間向け
- 5200lm - 広い空間や天井高の高い場所向け
配置パターンは、3200lmタイプを基準に計算し、美観性を考慮して以下の配置を優先します:
3200lmで適切な配置が難しい場合、2000lmまたは5200lmでの配置を検討します。
※ 20型や110型など、異なるサイズの器具を使用する場合は、別途検討が必要です。
※ 照明器具は横向きにしか配置されません。部屋の横幅と奥行きを入れ替えて配置は検討してください。
計算における注意事項
本ツールの計算結果は一般的な室内環境を想定した基本的な照明計画の目安です。実際の照明設計では、以下の要素も考慮する必要があります:
- 室内の用途や作業内容による必要照度の調整
- 自然光の影響と昼夜での使用状況
- 壁面や天井の仕上げ材による反射率の違い
- 什器やパーティションによる影の影響
- 照明器具の配光特性
実際の照明設計では、これらの計算結果を参考にしつつ、使用目的や空間特性に応じた適切な判断が必要です。より詳細な照明計算や検討が必要な場合は、各メーカーが提供している照明設計アプリケーションソフトの使用を推奨します。特に重要な照明設計や特殊な用途の場合は、専門家への相談をお勧めします。
免責事項
本ツールの値は一般的な参考値です。実際の製品仕様は製造元や機種によって異なる場合があります。設計や工事の際は、必ず製品の仕様書を確認し、専門家の助言を求めてください。本ツールの使用による損害や問題について、開発者は一切の責任を負いません。