電線の選定方法
電線の選定は、「使う場所」と「太さ」の2つを決める必要があります。手順に従って、適切な電線を選んでいきましょう。
Step1: 必要な情報収集
- 負荷の電流値(機器の定格電流)
- 配線距離
- 設置場所の環境(屋内/屋外/管内)
Step2: 電線の種類選定
屋内配線の場合
- VVFケーブル(ビニル絶縁ビニルシースケーブル平形)など
最も一般的
屋外配線の場合
- CVケーブル(架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル)など
耐候性、耐水性に優れている
架空の場合
- DV線(引込用ビニル絶縁電線)など
Step3: 電線の太さ決定
電線の太さは2つの条件を満たす必要があります。
条件1:許容電流のチェック
選んだ電線の許容電流表で、電流値に適した太さを選びます
→許容電流表で確認する
条件2:電圧降下の計算
選んだ太さで電圧降下が2%以内に収まるか確認
→電圧降下計算で確認する
具体例
- 定格電流:20A
- 配線距離:15m
- 設置場所:屋内
- ①VVFケーブルを選択
- ②許容電流表でVVFケーブルの太さを確認
- ③電圧降下を計算して確認
選定時のポイント
- 環境にあった電線種類を選ぶことが重要です
- 許容電流と電圧降下の両方を必ず確認しましょう
- 迷ったら太い電線を選びましょう
適切な電線を選ばないとどうなるの?
①許容電流を超える電線を使うと
- 電線が異常発熱して被覆が溶ける
- 最悪の場合火災の原因になる
②電圧降下が大きすぎると
- モーターの始動不良
- 照明がちらつく
- 機器が正常に動作しない
- 機器の寿命が短くなる
③環境にあっていない電線を使うと
- 屋外でIV線を使用→被覆が劣化して漏電
- 高温場所で一般電線を使用→被覆が溶ける
- 地中埋設でケーブル以外を使用→絶縁破壊を起こして漏電