基本式の説明
このツールでは、以下の基本式を使用して電圧降下を計算しています:
e = K1 × I(Rcosθr + Xsinθr)× L = K1 × I × Z × L
ここで、
- e:電圧降下(V)
- K1:配線方式による係数
- 単相2線、単相3線の電圧線間に対し【2】
- 単相3線、三相3線の電圧線~中性線間に対し【1】
- 三相3線、三相4線の電圧線間に対し【√3】
- I:電流値(A)
- R:電線1kmあたりの交流導体抵抗(Ω/km)
- X:電線1kmあたりのリアクタンス(Ω/km)
- Z:インピーダンス(Ω/km)
- L:電線のこう長(km)
- cosθr:負荷端力率
電圧降下率(%) = (電圧降下 / 電圧) × 100
注意事項
- 電線長さの単位は km です。例:50m = 0.05km
- インピーダンス、導体抵抗、リアクタンスの値は各メーカーのカタログや仕様書を参照してください。
基本式の特徴
基本式は以下の要素を考慮できるため、より正確な計算が可能です:
- 電線の材質(銅、アルミニウムなど)による抵抗値の違い
- 温度による抵抗の変化
- リアクタンス成分
- 力率
正確な設計や重要な判断が必要な場合は、この基本式を用いた計算をお勧めします。
免責事項
本ツールの値は一般的な参考値です。実際の製品仕様は製造元や機種によって異なる場合があります。設計や工事の際は、必ず製品の仕様書を確認し、専門家の助言を求めてください。本ツールの使用による損害や問題について、開発者は一切の責任を負いません。